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2026年

志摩・伊勢の実家が空き家に…遠方の子ができる管理術

志摩・伊勢の実家が空き家に…遠方の子ができる管理術

メタディスクリプション: 三重県の空き家率は16.34%で全国平均を上回ります。志摩市・伊勢市の実家を離れて暮らす方へ、家・仏壇・お墓をまとめて守る現実的な方法を、葬儀社20年のプロがやさしく解説します。

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「実家のこと、気になってはいるけれど…」

お盆やお彼岸に帰省したとき、実家の庭に雑草が伸びていたり、雨戸が閉めっぱなしで部屋がかび臭かったり。 そんな光景を見て、胸がちくりと痛んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

親御さんが施設に入られた、あるいは亡くなられたあと、志摩市や伊勢市の実家が空き家になっている。 でもご自身は名古屋や大阪、東京で暮らしていて、そう頻繁には帰れない。 「なんとかしなきゃ」と思いながら、気づけば1年、2年と過ぎてしまう──。

実家を気にかけているその気持ちこそが、もう立派な「第一歩」です。

責める必要はまったくありません。今日は、遠くに住んでいても無理なく実家を守る方法を、一緒に考えていければと思います。

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問題の本質は「家・仏壇・お墓」がバラバラになること

総務省の調査(2023年)によると、三重県の空き家は約14万2,700戸、空き家率は16.34%で、全国平均の13.84%を上回っています。 そのうち使い道が決まっていない、いわゆる「放置空き家」は約7万7,500戸にのぼります。

南勢地区、とくに志摩市は県内でも高齢化が進んだ地域です。 国の推計では、一人暮らしの高齢者は2020年の約670万人から、2040年には約900万人に増えると見込まれています。 つまり「親が一人で暮らす実家」が、そのまま「誰も住まない実家」になるケースが、これからますます増えていくということです。

そして、ここで見落とされがちなのが、実家には「家」だけでなく「仏壇」と「お墓」がセットで残るという点です。 家は不動産屋さん、仏壇はお寺さん、お墓は石材店さん……と相談先がバラバラなため、どこから手をつけてよいかわからず、結果としてすべてが後回しになってしまうのです。

「どれから片づけるか」ではなく「まとめて見守る」発想に切り替えることが大切です。

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実家の管理が後回しになる3つの原因

原因1:「まだ決めなくていい」と思えてしまう

売るのか、貸すのか、残すのか。 大きな決断が必要なぶん、「今すぐでなくても」と先送りしがちです。 でも、家は人が住まないと驚くほど早く傷みます。締め切った家は湿気がこもり、半年でカビや雨漏りが目立つこともあります。

決断は先でもいい。でも「見回り」だけは今日から始められます。

原因2:志摩・伊勢の気候が家とお墓に厳しい

伊勢志摩は海が近く、潮風と湿気が強い土地です。 台風の通り道になりやすく、秋には強風で瓦が飛んだり、お墓の花立てが倒れたりすることも珍しくありません。 また、温暖な気候のため雑草の伸びも早く、夏を一度越すだけで墓所が草に覆われてしまうこともあります。

海と山に恵まれた土地だからこそ、手入れの間隔は都会より短く考えたほうが安心です。

原因3:親戚や近所に頼みづらい

昔なら「近所の方がついでに見てくれる」ということもありました。 けれども今は、ご近所も同じように高齢になり、頼むのが心苦しいという声をよく耳にします。 親戚に頼めば、あとで「ずっと任せきりで」と気まずくなることもあるかもしれません。

「頼みにくさ」は、あなたの冷たさではなく、地域の変化そのものなのです。

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私自身が見てきた、ある実家の話

私自身も葬儀社で20年働くなかで、忘れられないご家族がいます。

志摩市の山あいの集落で、お母様を見送られた息子さん。 東京にお住まいで、四十九日のあとはなかなか帰省できず、2年ぶりに戻ったときには、仏間の畳が湿気で波打ち、お墓は雑草で墓石の文字が見えないほどだったそうです。 「母に申し訳なくて、しばらくお墓の前から動けなかった」とおっしゃっていました。

その後、年に数回の見回りとお墓の掃除をご依頼いただくようになり、今では写真を見ながら「母も喜んでいると思います」と話してくださいます。 家とお墓は、完璧でなくていい。「誰かが気にかけている」状態を保つことが、いちばんの供養になるのだと思います。

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遠方からでもできる、実家を守る4つのステップ

ステップ1:守るものを書き出す

まずは紙1枚に、次の3つを書き出してみてください。

- 家:住所、鍵の保管場所、電気・水道・ガスの契約状況 - 仏壇:どの部屋にあるか、菩提寺(お付き合いのあるお寺)の連絡先 - お墓:場所、管理しているお寺や霊園、年間管理料の有無

これだけで、ご兄弟と話し合うときの「共通の地図」になります。

ステップ2:年間スケジュールを決める

おすすめは、次のタイミングでの見回りです。

- 春のお彼岸(3月):冬のあいだの傷みを確認 - 梅雨明け(7月):雑草が一気に伸びる前に草取り - お盆(8月):お墓参りとお墓の掃除 - 台風シーズン後(10月):瓦・雨どい・墓石のずれを確認

年4回、ご自身で帰省できない回だけを人に頼む、というやり方でも十分です。

ステップ3:空き家の法律を知っておく

2023年に空き家に関する法律が改正され、管理が行き届いていない空き家は「管理不全空家」として市町村から指導を受けることがあります。 勧告を受けると、固定資産税の軽減(住宅用地の特例)が受けられなくなる場合もあります。 「放っておくと税金が上がるかもしれない」ことは、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。

なお、三重県では「空き家ネットワークみえ」などの無料相談窓口もあります。売却や活用を考えるときは、こうした公的な窓口を使うのも安心です。

ステップ4:見守りを「まとめて」任せる

家の風通し、郵便物の確認、庭と墓所の草取り、お墓の掃除とお参り。 これらを別々の業者に頼むと、手間も費用もかさみます。 地元の事情に詳しく、家とお墓の両方を見られる相手にまとめて任せると、連絡の窓口が一つになり、気持ちもずっと軽くなるはずです。

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今日からできる、小さな一歩

大きなことをする必要はありません。まずは次のうち、どれか一つだけ試していただければと思います。

1. 実家の鍵がどこにあるか、兄弟姉妹と確認する(LINE一通で大丈夫です) 2. スマートフォンのカレンダーに「10月:台風後の実家チェック」と入れる 3. 最後にお墓参りに行った日を思い出してみる

もし「もう1年以上行けていない」と気づいたら、それが動き出すきっかけです。

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まとめ:離れていても、実家は守れます

- 三重県の空き家率は16.34%。志摩・伊勢でも「誰も住まない実家」は増えています - 実家には家・仏壇・お墓がセットで残るため、バラバラに考えると後回しになりがちです - 潮風・台風・雑草など、伊勢志摩ならではの傷みやすさがあります - 年間スケジュールを決め、帰れない回だけ人に頼めば、無理なく続けられます

実家を守ることは、そこで暮らしたご家族の思い出を守ることでもあります。

私たちは志摩市・伊勢市・鳥羽市を中心に、お墓参り代行・お墓の掃除から、ご実家の見回りや暮らしのちょっとしたお手伝いまで承っています。 「何から頼めばいいかわからない」という段階でも構いません。まずはお気軽にお話をお聞かせください。

葬儀・お墓のご相談はこちら お電話・メールどちらでも承ります。どうぞお気軽にご連絡ください。

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*参考:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」(三重県集計)、内閣府「高齢社会白書」、三重県「空き家対策」関連資料*